「年収90万でハッピーライフ」大原扁理 人生が苦手だった、青少年だった頃の自分に向けて、大人や世間が教えてくれなかったことを書く

一昨年気になっていた「年収90万で東京ハッピーライフ」が文庫本になっていたので買いました。😊

文庫本では「東京」を外しています。

読むと、共感できることがいっぱいありました。😊

一部抜粋させていただきます。

はじめに

高校卒業後、生活費を稼ぐためにバイトだけはして、それ以外の時間はぜーんぶ趣味につぎこみ、くる日もくる日も図書館で借りた本を読んだり、映画を観たり、料理を作ったり、掃除をしたり、寝たり起きたり、携帯ももちろん解約しちゃって、たまに家電にかかってくる遊びの誘いも全部断って。楽しい!ほぼひきこもり生活!

気がついたら3年も経っていたんです。

もう毎日毎日楽しくて、ハタチを過ぎたことも気づかなかったくらい。

ひとりで世界一周してこよ!

ニューヨーク…楽しかったロンドン生活を終え、世界一周航空券の期限ギリギリまでアジアをまわって帰国。

再び華のひきこもり生活へカムバックを果たしたのです。

第一章 ハッピーライフの基本とは

p25

▪図書館はサイコウーです。何万冊という本を私のために所蔵してくれている!わけではないのでですが、そう思うと超楽しい。

▪「親とか友達はそうかもしれないけど、わたしは違うな~」と思うことがあって、自分の気持ちのほうを優先するにはどうしたらいいか考えて、それを少しずつ実行つしてみたらこうなってました。

▪子どもの頃から世間にいろんな「ふつう」や「当たり前」を刷り込まれますけど、世間ほどぼんやりして当てにならないもんはない。自分の実感を基準にしたほうが、のちのち変わってしまっても、人のせいにしなくてすむし、長い目で見ればずいぶん楽に生きられる。

第二章 フツーって、何?

P35

▪わたしには、苦手を克服するという考えがなかった。大人になったら、みんな自分の好きなことを仕事にすればいいんだから、苦手克服してる時間はもったいない。好きなことに時間を使お、と思ってました。

▪就職を前に、どうしよっかな~なんて悩んでいたけど、今思うと、別にどうもしなくてよかったんです。やりたい仕事なんて探したらあかん。そんな高いとこに目標設定したら、自分がしんどすぎる。仕事に求めるのは、出来ないことをしない、というくらいでいい。

▪そんなこんなで、わたしは定職に就くことなく10年以上経っちゃいましたよ。自分のやりたい仕事を探していたら今でも辛かったと思う。でも「出来ないことをしない」くらいで自分にオッケーだす、という感じになってから、ずいぶんラクになりました。

▪イギリスとかだと、「ギャップ▪イヤー」という期間が社会一般に受け入れられていて、大学や大学院に入る前とか、就職する前の数年間、旅をしたり、海外でボランティアしたり、バイトして学費を貯めたりすることが奨励されてるんです。

▪どうしても進まなきゃいけないときは、消去法がオススメです。というのは、人間、やりたいことはわかんなくても、やりたくないことだけは意外と迷わないんですよね。

目の前にある選択肢から、どれをやりたいかではなく、やりたくないものからどんどん消去していきます。残ったものから「これならまあガマンできるかな」というものを選ぶんです。

▪大切なのは「好きなことで生きていく!」じゃなくて、「イヤなことで死なない」。

▪友達がいないことでモヤモヤするのは、学校などの特殊な環境にいるからだと思います。

▪学校外で自分がそういう人間だということを、受け入れてくれる人を見つけておくのも大切だと思う。

▪学校では窓際族だけど、それはそこがそういうシステムになっているからで、自分がダメな人間ではない

▪友達がいるかどうかより、楽しい時間を過ごすことを優先したほうがいいよ、ということです。大人になってみるとわかるけど、「今ここの人間関係」がすべてじゃないでずから。今の友達、10年経ったらマジでほとんど会わなくなるよ。だからやっぱり居心地いいのがいちばん。その時々で、ひとりでいても、誰かといてもいいんです。

▪私が人と比べられなくて済んでいるのは、人とあんまり関わっていないからです。人と比べられる場所に行かない、というか。そういう場所から離れていると、人と違うことはつくづく自然で健康的なことだと感じます。ていうか、別々に生まれて、別々に生きてきて、同じわけがないんです。

▪人と比べらべてしまうことの本当の問題は、比べることことそれ自体にあるのではなく、比べることで辛くなってしまったり、それなしではハッピーになれなくなることです。

▪いま、いじめられている子どもたちに言えることがあるとしたら、「いじめはずっと続かない」ということ。小学校は6年、中学と高校は3年で終わるんです。子どもの3年なんて、永遠みたいなもんだけど、それでも3年間できちんと終わります。話のわかる大人がいれば、そんなに待たなくていいけれど、いない場合もありますからね。それまで、できる範囲で逃げましょう。そりゃもう、誰がなんと言おうと、逃げちゃっていいんです。それが終わったら、みんな自分の新しい世界をつくっていくことに夢中になって、あなたのことなんて忘れてしまうからね。

▪20年くらい前まであり得なかったワークスタイルやライフスタイルがフツーになっている昨今です。昔と比べてずいぶん選択肢も増えてきてますから、これからもどんどん多用になっていくことは間違いないでしょう。だからどれがベストかっていうのはこの先、世間に決めてもらうんじゃなくて、自分で発見していくしかないんじゃないかな。

▪いちいち判断することからは徹底的に離れて、「個」「わたしはわたし」っていう感じを目指すんです。そうすると、正しさにがんじがらめになってる現代社の風潮から解放されて、今よりちょっとラクになるんじゃないかな。

▪そもそも個性って、人と違うことではないでずからね。もう一度書きますが、その人がその人であること、です。表面的には人と同じに見えても、自分だけの価値観の先にそのスタイルがあったのなら、直さなあかんことではない。

▪個性的になりたいなら、ほっとく!これがいちばんの近道です。

▪「お母さんは、心配するようにできている」

▪そして子どもも同じく、親をうっとうしく思うようにできていますよね。

▪第二次世界大戦中、ラバウルで戦っていた日本軍が、だんだん「戦争に勝つ」ことよりも、「いかにひとり残らず玉砕するか」みたいな方向にいってしまうようすが描かれていて、恐ろしさで背筋が寒くなった。しんどい=エライという考え方の行き着く先って、こういうところにつながってしまう気がする。

▪人間って、集団になるとあんまり考えないっていうか、アホになりがちですからね。自分で判断しなくていいのは責任もなくてラクかもしれないけど、そこは譲ってはいけません。よ~く観察して、この集団は「しんどい=エライ病」にかかってると思ったら、少しずつ、できる範囲で離れていきましょう。大丈夫、集団が病んでるからってあなたまで病むことないんだから。

第三章 衣食住を実感する暮らし

(とても解りやすく、詳しく書いています。)

第四章 毎日のハッピー思考術

おわりに

この本を、今より少しラクに生きるための、人生のちょっとしたカンペみたいに使ってくれたら、せっかくはみだした甲斐があったってもんです。

以上です。😊

読み始めてすぐ、「この本は癒し▪ヒーリング本だ!!」と思いました。

この本と響き渡るシベリア杉シリーズアナスタシア「1ヘクタールの我が祖国」の素晴らしい生き方を読めば、さらに人生が楽しく、喜び❤️溢れることでしょう。

🌍❤️🍀😊

隠居生活をしながら、こういう本を出していることもすごいですね!

実際私のまわりにもこういう生活スタイルにしている人の話をききます。😊

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