空海の言葉
「波浪の滅生は
ただしこれ水なり、一心は
本より湛然として澄めり」
空海超訳
海や湖は波立っていたとしても、
水の本質が変わらないように、
本来の心は淀みがなく、
海や湖の底のように
清らかなのである。
波や淀みばかり見ることによって、「それが水の本質である」と勘違いしているのです。
地獄は地面の下にあるのではありません。
天国にも空にあるわけではありません。
あなたの心の中にあるのです。
この当たり前の道理に気づくことを悟りというのかもしれません。
当たり前のことに気づかなければいけません。
悪口、泣き言、嫉妬などは本能から発せられているものばかりです。
根本問題に気づかない限り幸せになることは不可能です。
本能は必要ですが、本能だけを行動決定の基準とすると争いごとに明け暮れることになります。
本能は原始的な脳です。
これらの感情がなぜたちが悪いかといえば、まともな思考力を失うからです。
人間は怒りと同時に笑うことはできません。
優しい気持ちになることもできません。
悪口を言いながら人を褒めることはできないし、愚痴とか泣き言を言いながら人の長所を言うこともできないのです。
多少、心が揺れ動いたところで、最終的には、平穏な心に戻ることを知っていれば、どんなことにも冷静に対処できるはずです。
心が揺れ動いた時には、凄い大変なことだと思ったことでも、後から考えてみれば、大したことではないのです。
空海の映画の中に出てくる、空海が船に乗っている時、凄い嵐で船が揺れていても、赤ちゃんを抱いた母親は、この心境なのでしょう。
あの場面は、この空海の言葉を表現しているのだと思いました。
それも、全ては魂に沿うこと、腹を括り魂に立脚していることだと思いました。
全ての人が初めから持っている魂。
そして、人の魂は永遠。
魂>精神(心)思考>身体の順に根元的でありパワフル。
みんな凄い魂を持っているのですね。
Keep on going ❗ (*^ー^)ノ♪