アナスタシア響きわたる杉シリーズ7生命のエネルギーから
P81 最も禁じられたテーマ
今日生きている人間、子供たちだけでなく大人になった人々にも、システムは次から次へと情報を流し続けている。
その情報は重要なもののように見えるが、知らされることのほとんどは、人間の注意を本当に重要な情報から逸らすためのものなんだ。
例えば、テレビ番組を観ていると、ある官僚が別の官僚と会っただとか、ある統治者が別の統治者と会ったことが毎回報道されているだろう。
彼らが会ったということが、さもニュースであるかのように描き出されている。
でも、ウラジミール、君も自分で考えてもわかるように、そういったことはニュースでも何でもないのだよ。
官僚たちが会うことなんて、何千年もの間行われてきたことだ。
彼らは毎時間誰かに会っている。
統治者たちが会うことなんて、何千年もの間ずっと様々な国の統治者たちと会談をしてきた。
だが、そういった会談では、重要なことは絶対に何ひとつ変わることはない。
それは、重要なことについて話をすることが絶対にないからだ。
戦争の真の原因については絶対に話し合われない。
彼らは結果についてのみ話をしているんだ。
でも、毎度の会談のことをニュースとして報じ、人々を誤った理解へとおいこむ。
注意深く観察してみてほしい。
世界中で最も禁じられている情報とは、人類の発展の道というテーマなのだ。
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君が知っている地球のすべての統治者は、実際には何も、重要なことは何ひとつ支配してはいない。
国家の発展計画を明確に述べることのできた国など、世界にひとつも見つけることはできない。
それには、地球という惑星における全人類の発展の道を、はっきりと正確に決定しければならないからだ。
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統治者たちはみな、自国でのいわゆる科学技術の発達や軍事力、自らの権力を保持することに心を奪われている。
そのために彼らは、自国のきれいな空気や水のことなどを軽視している。
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意識の速度!ああ、私がどれほど、君や君の読者たちの誰かが、大宇宙すべてにおいて意識の速度がどれほど大事なのかを、単に冷静な頭脳で認識するのではなく、自身の身体のすべての細胞で感じてくれることを望んでいるか!
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コンピュータを知っている人であれば誰でも、記憶装置の容量とその処理の速さが大きな意味を持つことを知っている。
いいかい、処理の速さなのだ。
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地球に生まれたすべての人間が有している生きたバイオ·コンピュータは、人がこしらえた物よりも比べものにならないほど完成度が高い。
人間が有しているそのコンピュータは、計り知れないほど完成度が高い。
人間が有しているそのコンピュータは、計り知れないほど完璧で壮大な規模の仕組み、すなわち宇宙の惑星たちの制御を助ける役割を担っているんだ。
その動きが原初の速度に近づいたとき、またはそれを越えた場合に、惑星たちの制御が可能になる。
しかし、速度は低下し、減速し続けている。
このことは、状況を少し注意深く見つめさえすれば、誰でもわかることだ。
最も優れた人口のコンピュータがあったっとしても、それに毎日、毎時間、あらゆる情報を詰め込んで負荷をかけ、つまりどんな情報でもいいからと、ひたすら詰め込んでいくと、最終的に動きが遅くなる。
または入ってくる情報を受け取ることができなくなってしまうんだ。
記憶装置が受け入れられないほどの量の情報でいっぱいにされると、そうなってしまうんだ。
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アナスタシアが「闇の勢力の時間枠を超えて人々を運ぶ」という課題を自らに課したことの意味を理解した。
理論的に、これは可能なんだ。
時間の枠を超えて運ぶというのは、意識を変えることを意味する。
こういったことは、一人の人間を相手にするならば十分可能だ。
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「時間の枠を超えて運ぶ」というのは、今日すでに生きている人々の意識を、神なる楽園の存在だった時に彼らが有していた、または有するはずの意識に変容させるとゆうことだ。
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現代人に情報を理解させるには、何度も繰り返し発信しなければならないからね。
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アナスタシアが「私があなたのところに、あなたにとって理解できないことを説明してくれる多くの人たちを導く」と話すと、君のもとにそういう人たちが訪れるようになった。
しかも、彼らはただ何かを説明するだけにとどまらず、行動に移しはじめた。
彼女が「画家が絵を描き、詩人が詩を紡ぐ」と話すと、人間の実在についての新しく美しい現実を描いた絵画や多くの詩が現れた。
彼女が「あなたの書いた本は様々な国で出版される」と話すと、本はいくつもの言語で世に出た。
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彼女の夢は、他の国の人々の心にもどんどん受け入れられていった。
以上です。
よろしければご参考に🙂