『いったい誰が単なる肉体の慰みの結果として、この世に現れたいと望むの?誰だって、肉体の慰みの結果として現れるのではなく、偉大な愛の高まり、まさに創造へのほとばしる希求の中で創造されたものでありたい』アナスタシア

先日、20代の女性とお話する機会がありました。

彼女は婚約者がいて、いずれは子どもをつくりたいと言っていました。

私はブログの中でも書いていますが、子どもを産んだことはありません。

子どもを産んだことはありませんが、不登校の相談もお受けすることもあります。

これは病気と同じで、ガンになったことがないけど浄化やアドバイスをさせて頂いていることと捉えています。

大事なことは、何故そうなるのか、どうしたら良くなるのかを知り、自分の人生に取り入れることです。😊

アナスタシア

ロシアの響きわたる杉シリーズ 6

一族の書

p9 ◎子どもを育てるのは誰か?

……………………………………………………….

p15

私は子育ての本にあった多くの提言についてよく考えたが、その一方でアナスタシアが言ったことがより頻繁に思い出された。

「子どもを育てるということは、自分を育てること」

長い間私はこの意味をあまり理解できないでいたが、最終的に、確固たる結論を出した。

子どもたちを教育するのは、親による説教でも、幼稚園でも学校や大学でもない。子どもたちを育てるのは、、我々の生きざまなのだ。それは我々の生き方、社会全体の生き方だ。そして親や学校またはその他の啓蒙施設教師たちが何を話して聞かせようとも、どんなに懸命な教育システムを導入しようとも、子どもたちは周囲の大多数の人々の生き方に追従するのだ。

従って子どもたちの教育は、個人が持つ世界観と、あなた自身や自分の両親、そして社会全体がどのように生きているかによって、完全に左右されるものなのだ。病んだ不幸な社会は、病んだ不幸な子どもたちしか生まないのである。

p20

「……子どもの教育は、どの時期から始まるものですかな?」

「何人かの著者によると、一歳から始めるべきだと」

「まさにそうでしょう、遅くても一歳からと言われている。しかしアナスタシアは人間がもっと早い段階でどのように形成されていくかをみせました…..。きっとあなたは今、“母親の胎内で”と思われたでしょう。しかしアナスタシアは、両親が未来の子どもを精子と卵子が出会う前に形づくることができると証明したのです。そしてこのことは科学的に説明できる。……………受胎前、懐胎時、妊娠中そしてその後と言った子どものすべての時期のすべての成長と、育成を網羅しています。………….」

p22

「…まず受胎前の時期です。現代社会で把握されている過去と現在において、この時期が子どもの成長の一面として捉えられることはほとんどない。しかしながら、地球または果てしなく広がる大宇宙の空間のどこかに、男女の相互関係が現代のものよりも計り知れないほど完璧な文明が存在していた、または存在している、ということは今日完全に明らかです。そして、受胎前の時期が、人間の育成において重要な構成要素、ともすれば人間の育成の基盤であったのかもしれません。………………………………………………

重要なのはその結果、あなたはアナスタシアを、性的欲求を満たすための対象として認識しなくなったことです。………………」

p25

「人間の誕生における質が異なっているのです、

…………………………………………………….

一方は、性欲を満たすための対象としてのかかわりであり、もう一方は共同の創造の相手としてのかかわりです。そうなると、結果も異なります。これらの条件のもとで受胎した子どもは、知性のレベルにおいて、現代人とサルほどの驚異的な差があるのかもしれません。

共同の創造の際、セックスとそれに伴う充足感は最終目的ではなく、ただ単に手段に過ぎません。異なる精神的エネルギーが肉体を先導し、子どもの状態をも異なるものに形成するのです。

…….完全なる人間を生むこと、強固で幸せな家族をつくることを望む女性は、男性が人間の誕生を目的として女性に接触したいと求め、未来の自分の子どもを想い描き、その子の誕生を願う瞬間を、捉えられなければならないというものです。

このような状況において、男性と女性は、二人の接触によるこの上ない充足感を得られる精神状態に達します。そして生まれてくる子どもは、世間一般的な方法、より正確に言うと偶然にできた子どもには欠けているエネルギーを受けとるのです。」

………………………

「…..精神状態は、常に外側の微候に現れます。喜びは、笑いや微笑みに。悲しみは、目の表情や姿勢等に。この場合、私が思うに、性的な愛撫と未来の自分の子どもに触れるように男声が女性に触れるのを、純粋に区別することは特に難しくはありません。……………….

二つの肉体が物理的に融合することではなく、それよりも計り知れないほど大きなこと、それは二つの意識が一つに融合することなのです。より正確に言うと、二つの、あらゆる気持ちの複合体が融合することです。このときに得られる満足感と体験できる至福は、単なる性的な満足感とは比べようもないほど大きく超越したものなのです。その持続時間は普通のセックスのようにつかの間ではありません。この不思議な快感が何ヵ月、さらに何年でも持続するのです。それが強固な愛すべき家族を形成します。まさにこのことをアナスタシアは話しているのです。

これは、一度それを体験した男性は、その感覚を単なる性的満足感にとって替えることができなくなることを意味します。妻という最愛の女性に対して、彼は浮気をすることも、浮気をしたいと思うこともなくなります。まさにその瞬間から、家族の形成が始まるのです。幸せな家族の形成が!

『婚姻は天で定められる』という言い回しがあります。これは起きていることと完全に一致しています。おわかりでしょう、現在一般的に受け入れられている天の婚姻の証明とはなんであるかを。役所に提出される書面、あらゆる教会の儀式です。こっけいなものです。そうではありませんか?こっけいで悲しい。

アナスタシアは正確に定義しています。天で定められた婚姻であることの証明となり得るのは、新しい完全な人間の誕生を生じさせる、男女の不思議で素晴らしい状態のみだと。…………………………」

p30

『闇の勢力が、肉体の充足感のみを考えるようにすれば満足感が得られると、人をあらゆる手段で洗脳する。そうやって人を真理から遠ざけている。それを知らずだまされた哀れな女性たちは、一生、苦しみばかりを受け続ける。そして、失われた神の恩恵を生涯にわたって探し続ける。探す場所を間違えているの。男性の肉欲を満足させるためだけに自分を捧げる女性は、彼の浮気をくい止めることはできない。』

…………

『そのあと彼らは次々と新しい別の体を求めたり、あるいは常に破滅的に自分の体だけを用いるようになる。真の結合がもたらす真の恩恵が、彼らからより遠ざかっていくことを直感でしか感じることができずに…!』

…………………………………………………..

一枚の紙きれで定められた結婚が、婚姻の結びつきではありません。これは社会が生み出してしまった取り決め以外の何ものでもないのです。

婚姻の結びつきは、一組の男女によって、アナスタシアが話し聞かせたように、二人がその崇高な状態に到達することを通して定められなけばならないのです。……これは男女関係についての新しい文化です。」

p33

『いったい誰が単なる肉体の慰みの結果として、この世に現れたいと望むの?誰だってt、肉体の慰みの結果として現れるのではなく、偉大な愛の高まり、まさに創造へのほとばしる希求の中で創造されたものでありたい』、

…………………………………………………….

彼は奥さんにアナスタシアの発言が書かれた本を渡しました。すると彼女は、自ら話題にするようになりました。子どもがほしという思いについてではなく、本に語られていることがいかに正しいかということをです。ある日の夜、同僚はセックスではなく自分の未来の息子について想いながら、奥さんを愛撫し始めました。……………………..

おそらく、生まれてくる子どもについての意識が、セックスのテクニックについての意識を完全に追いやったのです。その結果…..その結果、“あること”が起こったのです。同僚も彼の奥さんも、性交渉の詳細を思い出すことができないのです。あなたと同じように、彼らも覚えていない。しかしあなた同じように、彼らは翌朝、忘れられないほどの素晴らし気分だったと話しています。同僚はこれまでの人生で、奥さんとも他の女性とも、ちなみに彼は女性経験が決して少なくはなかったのですが、このような経験をしたことは、まったくなかったと言っています。

彼の四十歳の奥さんは、現在妊娠七ヶ月です。しかし需要なのはこのことではありません。重要なのは….彼の奥さんが恋に落ちたということです。」

「…以前は口やかましくて、ややかんしゃくもちだった女性が、…..ロビーに座って、まるで恋に落ちた娘のように、待っているのです。….表情も変わり、微かにわかるような、秘めた微笑みが現れたのです。……太った物憂げな女性が、突然十歳くらい若返ったのです。妊娠しているのがはっきり見てとれるにもかかわらず、彼女は美しくなりました。」

p36

「………………………………………………

真の人間は、共同の創造において人間にしかないエネルギーと気持ち、すなわち、愛、未来を見る能力、創造する意識が加わった時にしか生まれ得ないのです。“セックス”という言葉はここではふさわしくない。その言葉はこの行為を卑猥なものにしてしまう。ここでのより正しい言葉は、“共同の創造”です。男性と女性が、共同の創造が起きる状態に到達したとき、二人の結びつきも天に定められたものになる。この結びつきを確固たるものにするのは、一枚の紙切れでも儀式でもなく、計り知れないほど大きな、そして重要な何かであり、だからこそ、二人の結びつきは強固で幸せなものになるのです。そして、そのような結びつきに至ることができるのは若者たちだけだと考えてはいけません。私の同僚の例が、どの年齢でも成し得ることを証明しています。そのような結びつきが可能なのは、二人が、アナスタシアが述べたことの重要性を理解できた場合のみです。」

「パスポートのスタンプとは、社会によって考え出された取り決めに過ぎません。様々な時代の様々な民族で交わされる書類やあらゆる儀式は、表面上は異なりますが、それらの本質はひとつ、心理への作用です。人為的な方法で、二人の結びつきを見せかけだけでもつくり上げようということです。アナスタシアもこのことを正確に指摘しており、『偽りの結びつきは恐ろしいもの。子どもたち!わかる、ウラジミール、子どもたちなの!子どもたちはそのような結びつきに不自然さと偽りを感じとる。そして両親が言うことすべてに疑問を持つようになる。子どもたちは自身の受胎における嘘までも潜在的に感じとり、その事を辛く思う』と話しているのです。

人為的ではない、自然の、神による結びつきが自然界に存在することが明らかになりました。そして、どうすればそれに到達できるのか、今日の人々に明示がなされたのです。」

p38

「….90%の男性は、女性を満足させることができないのですから。

大半の人々がセックスで最上の満足感を得ているという虚構は、ただ心理的な暗示をかけられているだけに過ぎないのです。人間の性的欲求が商業的に利用されているのです。合法にも非合法にも大量のポルノ雑誌がありますが、すべては金の流れです。それらが人々の目をくらましているのです。ヒーローたちが自由自在にパートナーの女性たちを満足させているかのような映画、それもビジネスです。

私たちは、ただ単に、ふさわしいパートナーがいないと白状するのをお互いに恐れ、恥じらっているのです。しかし議論の余地もない事実が残っています。結ばれた婚姻のうちの六十パーセントが崩壊している。残りの四十パーセントの家族は理想の姿からかけ離れたものになっている。頻繁に起きている不倫や売春業の繁栄が、このことを証明しています。

今日私たちが経験しているセックスによる満足感は、まったくもって完全なものではありません。それは、私たちが虚しくも生涯探し求めている、二人による神なる使命の本当の共同の創造から得られる、人間にしかない満足感のほんの小さな一部にしか過ぎない。『探す場所を間違えている!』。私たちの人生そのものが、この発言の信憑性を裏付けています。」

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