もう何回も読みましたが、とても素晴らしいことですので書いておこうと思います。
アナスタシア 響きわたるシベリア杉シリーズ1から抜粋させていただきます。
P150
「私が生まれたとき、母は私をこの湖で洗った。
水というのはとても、とても重要なの。
水は宇宙に存在し生きているすべてのものの中に含まれているでしょう。
生命の水には、宇宙における生命の創造についてのすべての情報が含まれているし、人間からほとばしり出たあらゆる思考や思いも含まれている。
水は人間の感情を読み取り、それに反応する」
「たぶんそうかもしれない、アナスタシア、私にはよくわからないが、ただ、どうして夜に泳ぐんだ?何のために?」
「ウラジミール、私は人が初めてこの世界に生を享けた世の始まりの時から現在まで、どのように生きてきたかを知りたいの。
彼らがいつ、何歳のとき、どの瞬間に一番幸せだったか、何が彼らに最高の幸せをもたらしたのか、それをはっきり知るために。
そうしてそれを、今を生きる人に話したいの。
彼らの幸せと、子どもたちの幸せのために」
「だけど、何世紀も前に生きていた人々の行いを知ることなんて、本当にできるのかい?」
「できるのよ、ウラジミール。
子どもは成長するにつれて、外見だけではなくその内面も両親ににてくるけれど、それだけじゃなくて、最初に創られた人間にも似てくるの。
彼と同じ血をもち、記憶の奥深くに、創造のはじめからすべての情報を携えている。
ただ、それらの情報について考えようとしないだけ。
もし、思い出そうと努めれば、すべてを思い出せる」
「思い出せるとしても、その人の先祖に関しての記憶だけだろう?」
「もちろんよ、ウラジミール。
彼の先祖をとおしてその前の先祖たちの情報がくる。
私の細胞の中の記憶は、私以外の誰でもなく、私の遠い先祖たちの人生の場面を見せてくれる」
アナスタシアはこう言うと、立ち上がって湖に走りより、水に触って私のほうを振り返った。
「だけど、水はすべての人の過去を知っている。
水は宇宙の中で起こったすべてのこと、すべての人々に関する情報を持っている。
そして水は、私がそれを見るのを助けてくれる。
私が湖の真ん中、水の中で考えるとき、水は私と一緒に考え、見るべき光景を探しだしてくれる。
水はすべての惑星で起こっていることを走査する力も持っている。
なぜなら水はどこにでも存在するから。
星たちは湖に映っていて、私の目にも映っている。
そのとき、私と星はひとつになって、水は宇宙のすべての情報にアクセスできる。
なぜならその瞬間、私は宇宙の中の小さな一部になったように感じるから。
人が自分を宇宙の中の小さな一部のように感じると、その瞬間、宇宙は歓喜して、彼のために何でもしようという態勢になる。
そしてその人が考えていることを現実化するべく働いてくれる」
………………………………..
「彼らが君の言ったことを信じれば、結論は導き出せると思う。
たとえば、君は水についてふつうとはちがうことを言った。
だけど、水がさまざまな情報を蓄積しているとか、さらに加えて人間の感情に反応するとか、いったいどこに証拠があるんだ?」
「あなたがたの世界の今の科学者たちが持っていると思う」
「それにしては聞いたことのない話だが。
われわれは水に対しては単純に考えていて、水は水なんだ。
人間の環境の小さな一部」
「そう、小さな一部、生きている一部。
でも誰も水を生きているものとは考えない。
体の大部分が水でできているのに、生きていると言うと、その証拠を求める。
ウラジミール、生きている水がもつ偉大な可能性について、自分で感じる方法があるのよ」
「教えてくれるかな」
「水の癒しの特性を体験したいなら、自分にとって一番おいしい水が涌きでている泉を見つけるの。
その水を家に持ち帰って、器に入れて、凍らせる。
そして毎晩、一日に必要な量の水を、ちょっと見栄えのする器に入れてテーブルの上におく。
器の下にはできればグリーンの布を敷いて。
寝る前に、その水に向かって何か酔いつぶれ言葉をかけてあげるか、あるいは、黙って優しい思いをそそいであげる。
部屋は暖かすぎないように。
水の中に少し氷が残っている状態にする。
もし氷が無くなっていたら、寒いところにおいてある氷を少し入れて。
氷を少しお湯に入れたり、熱いお茶に入れるのもいいの。
氷が溶けていくときに、やさしさをもって氷のことを考えて。
そして素敵な言葉をかけてあげる。
生きものにたいするように。
氷が溶けた水に杉のオイルを一滴たらしてもいい、
水の量が多くても少なくても、その一滴で情報が水全体に広がるの。
この情報が、とても大切。
寝る前に、その器の水をゆっくりと混ぜるようにして、そこに息を吹きかける。
翌朝起きたら、水に向かって『おはよう!』と挨拶する。
その水を、ゆっくりと、ほんの少し、すするように飲むといい。
その水で顔も洗うといいわ。
もしあなたの体内に何か病気があれば、水はそれを癒しはじめ、完璧に治してしまう。
あなたは、三日で体調がよくなったと感じる。
九十九日間この水を使えば、どんなに重い病気も、あなたの体から抜けていく。
そして顔の肌も見違えるほどきれいになる。
体をもっと若返らせて、頭の回転ももっと早くしたいと思うなら、水だけでなく、杉のオイルを朝と昼と夕暮れどきにひとすすりずつして、いろいろなハーブや花粉からの蜜を好きな量だけとる。
水には混ぜないようにして。
これを三十日間続けたら、頭の回転が速くなり、身体も若返る」
「アナスタシア、面白い話だね。
それなら科学者や普通の人が実験して確かめることができるな。
それにしても、こういうことすべてをいったいどうやって知ったんだい?
先祖から教えられたのか?」
「水が教えてくれた」とアナスタシアは言って、笑いはじめ、何かにはじかれたように嬉しそうにくるくるとまわりはじめた。
それから動きを止め、真面目な表情に戻ってつけ加えた。
「それに、星にも教わった」
以上です。
ここ何ヵ月か、川に行き、河川敷に座ってただただボーッとしたり、川のせせらぎを聞いたり、目を瞑っていたりしていました。
そうすると、川の流れが身体の血や血管の流れのように思いました。
そして、絶え間なく、終わりがないように循環しているのですね。
あらゆるところから蒸発して雲をつくり、雨が降って川が流れ、私たちは水を飲み、身体の中を巡り、排泄して、蒸発して、
………………….
ずっと何万年も繰り返してきた。
確かにそうだ!
水は生きている。✨
そして、水はすべての人の過去を知っているのだろう。✨
面白いですね‼️