最近「重ね煮」を何度か作りました。😊🍀✨
子どもさんが小さい時につくっていたという方から本をいただきました。
「未来につなぐわらごはん」岡山·自然食料理宿がおくる幸福なレシピとお話
著者 船越康弘 船越かおり
から、抜粋させていただきます。
p2 はじめに
私は20歳のときに「食べ物を変えると人生が変わる。人生イメージどおり、大好きなことをして幸せに生きることができる」というマクロビオティックの創始者・桜沢如一氏の思想と自然な食の在り方に出会って以来、病弱だったからだはどんどん元気に、そして生き方も前向きに変わっていきました。
35年のエッセンスを、永久保存版のバイブルとして、100年後の未来の人に残すつもりで本書に取り組みました。
人が人として幸せになるための、おいしくてシンプルな実践的レシピと、時代が変わってもぶれることのない食べ物に対する接し方、食べ物をこの一冊にまとめました。
守・破・離
私は幸せになるため、人生を楽しむために今を生きているのだと思います。
私はマクロビオティックに出会ったとき、そして重ね煮の創始者・小川法慶先生の住み込みの内弟子として学ばせていただいていたときは、ただひたすらマクロビオティックと重ね煮の原理・原則を守り、徹底的に型を模倣しました。
型をからだと頭にしみこませ、次に、その型を破って、自分自身の感性を取り入れ、独創的な個性を持った型を創造しました。
そののちは、いったん取り込み習得した教えから離れ、自由自在に人生を歩んでおります。
これは武道の世界でも語り継がれている「守・破・離」という考え方です。
そうすることで、次のステージへと進化します。
この道を辿るには、物事を正しいから実行するのではなく、どちらの方が楽しいのかを判断基準にすることです。
人生の中で何度も何度も素晴らしい人・物・事に出会い、出会うたびに守・破・離を繰り返し、人は進化します。
このことを仏教では「仏に会ったら仏を捨てよ」という言葉で表しています。
マクロビオティックでからだの健康を得られたとしても、病気が治ったことだけにとらわれてしまうと、マクロビの原理原則への依存が始まり、その原理に支配され、不自由な人生になってしまうのてはないでしょうか。
私はマクロビオティックに出会い、実践しましたが、今は捨てることができました。
こだわりを捨て、おもしろがって生きていると、おもしろがって生きている人に出会えるのです。
人生は楽しむために
過去は予定どおり
今は手の内
未来は自由自在
何のために生まれてきたのか
何のために料理を作っているのか
何のために仕事をしているのか
何のために生まれてきたのか
何のために私は生かされているのか
「人は幸せになるために生まれてきた」
「愛を学ぶために生まれてきた」
火事や大病のような、一見不幸や災難と思える出来事も、今は幸せを味わうため、愛を学ぶために必要なことだったと思えてなりません。
毎日毎回あたりまえの食事に感謝する。
お水にお米に塩、味噌、しょうゆにありがとう。
お椀にお茶碗にお皿にコーヒーカップ煮ありがとう。
包丁にまな板に鍋に炊飯器にありがとう。
ガスコンロにオープンにミキサーにありがとう。
にんじん煮じゃがいもにきのこに玉ねぎにありがとう。
太陽に空に水に土にありがとう。
ヨガの世界では、超能力者とは、空中浮遊ができたり奇跡を起こせる人ではなく、あたりまえの日常のささいなことや、物に感謝できる人のことを言うそうです。私はこの本を通じて、皆さんに超能力になってほしいと思っています。
「愛は近きより」
この瞬間の繰り返しの中にこそ、人は幸せを味わうことができるのでしょう。
毎日ね生活の中でのささいなことを通して、すぐそばにいる人を、いつも使っている器物を、大切にしていくこと。
誰でもできることをていねいに愛と誠意をもって続けることが、幸せの第一歩。
p16 「重ね煮」で自然丸ごといただきます
重ね煮・蒸し野菜・野菜の水煮の「甘み」を比べる実験がありました。
すると重ね煮の甘みが飛び抜けて高く感じられ、深い味になることがわかりました。
鍋の中に野菜を層のように重ねて煮ることによって、野菜同士がバランスをとりながら、お互いの持ち味を引き出していくからです。
鍋の中は、さながら調和のとれた野菜の小宇宙のようです。
その状態で火のエネルギーを加えると、上に上がろうとするものと下に下がろうとするもののエネルギーが対流を起こし、アクもふくめて、全てがうまみへと変化していくのです。
p21 おいしくするポイント
私たちが欠かさないのは、”ビタミン愛”の注入です。
私たちは火にかける前のお鍋に手をかざし、
「天地のお恵みと、これを作られた方のご愛念を感謝して、料理させていただきます。この食べ物が、私たちのからだに入って、自他共にお役に立ちますように。ありがとうございます。」
と、野菜たちに声をかけます。
どんな言葉でもいいですが、感謝を伝えることで野菜が喜び、重ね煮がいっそうおいしくなります。
p61
子どもに勉強しろと口うるさく言う前に、よけいな甘いものや肉を控えよう工夫するといいですよ。放っておいても勉強に興味をもつはずです。
「人間はまずいものを食っていては健康にならない」
小川法慶先生は初め、料理の技術的なことは何も教えてくれなくて、私は朝から晩まで、便所掃除や風呂で先生の背中を流すような仕事ばかりしていました。
先生が「よし」と言ってくれた前の晩、私は「ありがとうございます。ありがとうございます。」と心で唱えながら、先生の背中を流していたのでした。
朝ごはんと味噌汁を作って出すのですが、「先生、どうですか」と尋ねると、毎日「ダメ」。いったいどこがダメなのかも教えてくれない。
つまり私自身に変化があった翌朝に、整えたごはんでした。
食べ物を通して私は天から生きることをゆるされている。
そこに感謝が芽生えたとき、料理は変わる。
私の場合、食べ物を変えたことでこんなふうに人生が変わり始めました。
陰だ、陽だ、マクロビだ、正食だ邪道だと言う前に、「大根さん、にんじんさん、お米さん、ありがとう」という気持ちを忘れずにいたら、誰もがどんな夢でもかなうと信じています。
p64
「自然食」とは、進化の過程で勝ち得た食性のことです。
私たちは住んでいる環境の中にあるものだけを食べて健康に生きていけるよう、自分のからだを環境に合わせて進化してきたのです。
だから端的な言い方をすれば、天から与えられた天与の食=自然食です。
本当に健康になりたいのでしたら、まずはご家庭の中で、洗剤からシャンプーまでの合成洗剤の使用をやめてみることです。
これが「自然食」の第一歩。
私たちが食べ物を食べられるのは、この土があって、この下に流れている水がありるからです。
そして空気があって、太陽があるからです。
環境を汚さないこと、緑豊かな地球を子孫に遺すことを基本に、天から与えられた理にかなった食生活を営むことが、自然食のいろはです。
自然への感謝を味方につけると、心は清々しくからだは美しくなり、さらに自分たちが棲む地球も美しく智慧と行動を授けられる。
こうして善循環の輪が大きく拡がっていくと思うのです。
以上です。
「重ね煮」の作り方は、検索すると出ています。
動画もありますので、どうぞ検索してご覧ください。😊