『今日、誰のために生きる?』 アフリカの小さな村が教えてくれた幸せがずっと続く30の物語 著者 ひすいこたろう ×SHOGEN

『今日、誰のために生きる?』

アフリカの小さな村が教えてくれた幸せがずっと続く30の物語

著者 ひすいこたろう×SHOGEN

から抜粋させていただきます。😊

裏表紙

幸せがずっと続く村が、

大切にしていたのは、

「日本人」が教えてくれた「心」だった!

p7

「ショーゲンは、いつも無駄を省いて、効率よく生きようとしているけれど、無駄とか、しょうもないことの中に、幸せっていうものがあるのに、もったいないなあ」

「効率よく考えるのであれば、生まれてすぐ死ねばいい。

人はいかに無駄な時間を楽しむのかっていうテーマで生きているんだよ。

お前のゆとりはどこにあるんだ?

お前の幸せはいったいどこに行ったんだ?」

p42

ザイちゃん(3歳)は、さらに言いました。

「言葉はね、相手をハグするように言うのよ。

ショーゲンは、お母さんから抱きしめられたことがないの?」

p48

「おはよう。

今日、誰のために生きる?

オレは自分のために生きるから。それではまた。」

夜、寝る時には、

「今日も、自分の人生をいきられた?」

「今日は、どんないいことがあった?」

p55

どんなに仕事に誇りを持っていても、それ以上に大切なものが何かを知っています。

まず自分自身を、そして目の前の人や家族を最優先しているのです。

p56

「あなたのことを、信じてる」

「オレが言ってるからだよ。

オレは自分の言葉に責任を持っているからね。

ショーゲン、オレはお前のことを信じてるよ」

p60

「失敗しても誰も責めないわよ。

失敗を隠すのはやめてね。

失敗をする大人を見るから、子どもは安心して未来が描けるんじゃない?」

日本では、失敗しないように大人はみんな頑張っています。

でも、この村は違います。

大人が失敗するのを見せることで、子どもはできないことは恥ずかしいことじゃないとわかり、失敗を恐れない子どもになると考えるのです。

p72

そのお母さんは言いました。

「人の心の中には、喜びのグラスというものがあるのよ。

自分の喜びのグラスをまず満たして、そこからあふれた時、そのあふれた愛情で、人のためにしてあげたらいいのよ」

僕は村長に、何度も何度もそう言われました。

「一番最初に大切にしないといけないのは、自分だよ。

ショーゲンはいつも自分を置き去りにしているように見える。

それでショーゲンの魂は喜んでる?

自分の魂に失礼なことをしてはいけないよ」

「ショーゲン、まずは自分の心を満たしてね」

自分の心を満たさない限り、本当の意味で誰かの力になれないことを、みんな知ってるからです。

そして、満たされていない人が、人のために何かをしようとした時、必ずやトラブルが起きる、ということも知っているからです。

p81

この村では、「どう感じたのか?」という心の会話がすごく多いのです。

p89

感謝の気持ちを伝えるという行為は、喜びにあふれた気持ちを伝えるということ。

そうすると、自分と同じ喜びを持っている人と出会えるし、喜びを共感し合える会社とも出会える。

つまり、喜んで働ける仕事に出会い、行きたかった世界にも行ける。

だから、感謝の気持ちを伝えられたら、僕が画家としてやっていくための人や会社にも出会えるよ、とカンビリさんは言うのです。

p93

「ショーゲン、歓喜する人間になると、決めてほしい。

自分らしく生きていく覚悟を決めてほしい。

ショーゲンがもし、歓喜もせず、自分らしく生きる覚悟を持てないなら、すぐにこの村から出て行ってほしい」

p103

「ショーゲン、思いがあるんだったら、自分の思いは必ず伝わると信じるんだ。

自分にそう思い込みの魔法をかけるんだよ。

自分が幸せになれる思い込みの魔法を、もっと自分にかけたほうがいいよ」

p117

裸足で大地に立ち、空を見上げる。

そして虫の音に耳を傾ける。

そうすれば、日本人は本来の記憶を取り戻せる、と村長は教えてくれました。

p124

「日本人は、ふだん当たり前にやっている所作の一つひとつを、愛していたんだ。

水を手ですくう時の手の形すら、愛していた。

息を吐いている時の自分、息を吸っている時の自分、それをこの上なく愛していたんだ。

朝起きて、家から1歩目を踏み出した時、左足のつま先が地面を踏みしめる時の感覚、これがもう喜びに感じるんだ。

日常の一瞬一瞬喜びを感じていたのが、日本人だったんだよ。

人間は、自然の一部なんかじゃない、自然そのものなんたよ」

p132

「聞いてくれた人みんなにわかってもらえなくてもいい。

ただ、話し続けることが大事なんだ。

話し続けることは、自分も聞き続けていることだから、ショーゲン自身も変わっていくよ」

日常を丁寧に過ごすということ。

とことん丁寧に。

その繰り返しの先に「生きている」という感覚や喜びをかんじ、自然と心に余裕が出てくるように思っています。

p148

「日本人の血の中に流れる素晴らしい記憶を呼び起こしてほしい」

p150

幸せがずっと続く、この村のエッセンスを僕ら現代の日本人が日常生活に落とし込めるように、6つの秘訣にまとめてみました。

1.小さな幸せが、一番大きな幸せときづく

2.自分の本音を大切にする

3.無駄を大切にする(効率を求めない▪今ここを楽しむ)

4.ダメな自分を「かわいい」とゆるす(完璧であろうとしない)

5.一番身近な大自然、体の感性をとりもどす(五感を磨く )

6.歓喜する!

p152

自分の真ん中(つまり本心)で、他者と繋がっているのです。

嘘は他人を傷つけないための方便にすればいいのです。

「自己犠牲は、神さまがもっとも悲しむ生き方」

p153

徹底的に自分の気持ちを大切にすることは、自分が自分の一番のファンになる生き方でもあります。

どうして徹底的に、極上なまでに、自分を大切にしてあげる必要があるかと言うと、人は、自分の幸せを極めると、人が幸せになることを自然に望むようになるからです。

自分を深く満たしていると、気にならなくなることが増えるんです。

p156

「自然と共存共栄する秘訣は日本語にある」

最初から、戦うことを想定していないんです。

p158

ブンジュ村に伝わる「幸せの3か条」

1つ目が「ご飯が食べられることに、幸せを感じられるか」

2つ目が「ただいまと言ったら、おかえりと言ってくれる人がいるか」

3つ目が「抱きしめられたら、温かいと感じられる心があるか」

当たり前に思っていたものが、実は一番の願いをはるかに超える巨大な幸せだったなんて!

幸せはなるものじゃなくて、きづくもの。

幸せの第1歩は、自分は幸福だったと知ることなんです。

幸せになるには、「幸せを感じる心」を手に入れるしかないのです。

p163

幸せのベースは安心感です。

安心感という豊かな土壌に、”幸せの種”を植えていくのです。

p166

自分への嘘がなくなると「私」と「あなた」を隔てていた”詰まり”が消えて、回路がつながり、心から誰かの幸せを願えるようになるのです。

心から誰かを応援したくなるのです。

誰かのためにやることが嬉しくてしかたがなくなるのです。

自分を大切にして初めて、他者という宇宙と喜びで繋がれるのです。

p167

自分の本音を大切にするということは、自分の気持ちをちゃんと丁寧に周りに伝えることでもあります。

p168

自分の気持ちを丁寧に伝えたことで、「物」に愛が幾層にも重なり、「物」が「物語」になったんです。

この思い出こそが、プライスレス、豊かさの本質です。

僕らが本当にほしいのは、思い出(愛の物語)なんです。

どれだけたくさん稼いだかでもない。

どれだけたくさん得たかでもない。

どれだけ心をこめて、分かち合ったのか、つまり、愛が目的なのです。

そこが真の豊かさを決めるのです。

僕ら日本人は、そこを忘れてしまったのです。

なんのために忘れたのか?

思い出すためです!

それが一番大切だときづいたら、もう二度と忘れないから...。

p170

「問題は解決するために起きているのではなく、話し合うために起きている」

本当の気持ちを受け取ってもらうと心が開いていき、信頼感が生まれてきます。

それを繰り返していくと、愛情が育ち、相手が愛おしくなってきます。

すると自然に応援したくなるし、何があっても、ゆるせるようにもなります。

解決より、尊重し合えることが、むしろ本命なんです。

p171

日本の「和える」は、それぞれの違い(魅力)を活かしながら、お互いの個性、存在を尊重し、おいしい料理を作る。

英語にするなら「ハーモニー」となります。

一人ひとりが自分の本当の心を大切にしながら、無理にひとつにしない。

個性がバラバラなままでハーモニーを生み出す。

それが「和える」であり、聖徳太子の「和をもって貴しとなす」ってやつです。

p173

自分のネガティブな感情を俯瞰できるようになります。

ネガティブな感情の下には「本当はこうしたい」というあなたの希望が隠れていることも見逃さないでください。

p174

人はいかに無駄な時間を楽しむのかっていうテーマで生きていんるだよ。

時間に追われると、心を亡くしてしまいます。

p178

いまは「ある」ものに目を向けて、丁寧に暮らしを味わい、今ここを楽しむ時代にゲーム▪チェンジしているんです。

「苦手なこと、できないことがあってはダメ」「....ねばならない」

という「思い込み」は、昭和に流行ったゲーム設定です(笑)。

無駄を楽しめるのは、心にゆとりがあるからであり、それは、今あるものの価値をしっかりわかっているっていうことなんです。

p179

週に1回でいいので、「何食べたい?」と自分に問いかけて、ゆっくり丁寧に、時間をかけて、自分の食べたいものを手作りしてみよう。

料理は地球を食べることであり、家にいながら大自然と直接繋がれる最高の方法だと、サトケンさんはいいます。

p180

この世界で、一番ゆるしがたいものは、なんだと思いますか?

ダメな自分です。

だから、無意識に自分を責めている人が多いのです。

「ゆるせない、嫌な相手」をゆるすって話じゃないんです。

「嫌な相手をゆるせない自分」を、「人間らしいね」「かわいいね」ってゆるすんです。

人は、ダメな自分をゆるした分だけ、人に優しくなれます。

不完全なものを愛することこそを、「愛」と言うのです。

「ゆるす」の語源は「ゆるむ」(緩む)から来たそうですから、ゆとりが生まれてゆるんでくると、さらにゆるせるようになります。

p183

「すごいところを見せようとしなくていい」「そのままを見てもらえたらいい」と思ったら、気が楽になったのです。

人は長所で尊敬され、短所で愛されるのです。

短所もその人物らしさを引き立てる武器になるんです。

「長所」×「短所」=「魅力」

つまり、「欠点」はあなたに欠かせない点だったのです。

p188

日本の神道では、一瞬一瞬「今ここ」に意識を置いて丁寧に生きていくことを「中今」と呼んで、とても大切にしています。

日本の神道には「悟り」という概念はありません。

教祖もいません。

経典さえありません。

つまり、正しさやゴールを目指す生き方ではないのです。

どこまでも、どこまでも、「今ここ」を丁寧に味わい、今を喜んで生きる道なのです。

一瞬一瞬がゴールだと言ってもいい。

「日本人は、ふだん当たり前にやっている所作の一つひとつを、愛していたんだ。

水を手ですくう時の手の形すら、愛していた。

日常の一瞬一瞬に、一番喜びを感じていたのが、日本人だったんだよ。」

皿を洗う時も、皿の感触をしっかり感じ、気づきの中で丁寧に洗ってみる。

すると、皿洗いが心を整える瞑想になるのです。

丁寧に今ここを味わっていくと、それだけで心が満たされいくのです。

p190

「歩くこと、掃除すること、洗濯すること、日常すべての行為と丁寧に向き合っていると、それは美しいアートになる」

「行為を楽しみ始める瞬間、その行為は幸せの泉となり、人生は一変する」

「息」とは「自」らの「心」と書きます。

息にそっと意識を向け続けているだけで、心が自然に整い、気持ちもすっあしていきます。

p193

人間の役割とは、つまりは愛することと、感動を表現することなんです。

p198

「歓喜する人間になると、決めてほしい。

自分らしく生きていく覚悟を決めてほしい。

歓喜もせず、自分らしく生きる覚悟を持てないなら、

すぐにこの村から出て行ってほしい」

p199

やれることは、全部やったほうがいい。

でも、その上で、キッチリ、歓喜する人間になると決めるんです。

すると、自分にしかできない道が拓けてくる。

日本人にとってはご飯を作ること、食べること、お掃除をすること、生きること、生活すること、そのすべてが神との対話、神との交流だったのです。

そして、おおらかに、朗らかに、高らかに、笑いの中を生きてきたわけです。

「八百万の神」

今、あなたが触れているもの、見えているもの、聞こえているものすべてが、深遠な世界の扉、入り口となっているのです。

そんなすごい異世界に生きている僕らがやることはひとつです。

そう!「歓喜して生きること」

p201

自分の体を優しく抱きしめてあげてほしいのです。

体をめぐる血の中に、縄文から連なるすべてのご先祖さまの叡知が宿っています。

p207

1枚の絵にどれだけ愛を込められるか、愛を託して届けられるか。

「愛が注がれたものからしか、愛は与えられない」

そう考えると、生活そのものが、アートなんだと実感しています。

愛を持って丁寧に過ごす日々は、愛の物語であり、愛のアートになるんです。

自分のために生きること。

p209

「日本人は虫と話をするために、日本語を生んだんじゃないかな」

日本人は、自然の中で一番小さくて繊細な声をちゃんとキャッチして、自然と共存共栄して生きていくために日本語を生んだんじゃないかと。

日本語の周波数帯は、125~1500Hzで、まさに自然音に近い周波数なのです。

日本人が特別と言うよりも、その秘密は「日本語」にあるとわかったのです。

西洋人は虫の音を、ノイズ(雑音)を処理する右脳の音楽脳(意味あるものとしては受け取らない脳)で処理するのに対し、日本人は虫の音を左脳の言語脳で、会話のような「声」として受けとめる、と実験で明らかになっています。

日本人とは“日本語族”なわけです。

日本語の特性となる母音が

自然の音と共鳴しやすいのです。

p218

「世界の80人に1人は日本人なんだ。

だから、地球にはまだまだ可能性がある。

地球のために頼むぞ日本人!

日本人こそが世界を真の幸せに

導ける人たちなんだから。

日本人の血の中に流れる

素晴らしい記憶を呼び起こしてね」

ダマス村長

以上です。😊

本当に素晴らしい本です!!

ぜひ買って読んでいただきたい。

この本を読んで、日々の生活に取り入れることで、ほとんどの不調や病気などが改善していくことと思います。😊

あとは、食べる🍀ものです。

化学物質を身体に入れないことですね。

今日も喜び💓にあふれる一日を~🌏️✨

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