「大宇宙の法則にある三つの言葉」「愛はどうして去っていくのか」アナスタシア9🌲

アナスタシア9🌲から抜粋させていただきます。😊

p177 「大宇宙の法則にある三つの言葉」

「アナスタシア、きみは、黒髪の青年が言っていた大宇宙の法則にある三つの言葉、すなわち一人ひとりに与えられた使命と人類全体としての使命を知っているのかい?」

アナスタシアは立ち上がると、一つ一つの言葉を明確に、ゆっくりと発した。

「暮らしの、環境を、磨き上げる!」

暮らしの環境を磨き上げることは、自分自身を磨き上げるということ。

そして磨き上げられた暮らしの環境とは、大宇宙と地球に存在する森羅万象のすべてが、人間を中心に置きながら、互いに切り離すことのできない、一体となった環境のこと。

暮らしの環境を磨き上げることは、自分自身よりも秀でた子どもたちを育てていくということでもある。

つまり、次世代の人は、一つ前世代よりも人間として磨き上げられていくべきなの。

そうなるためにも、親の世代はより磨きあげた暮らしの場を子どもの世代に提供して必要がある。

暮らしの環境を磨き上げていくと、その過程であなたの意識も磨き上げられていく。

つまり、あなたの意識が過疎し、洗練されていくの。

そしていずれ、あなたは自身が不滅であることを悟る。

原初の人間が、『この宇宙の果てはどこだ?そこにたどり着いたとき、私がすべてを満たし、意識したものを創造し尽くしたときに、私は何をすればよいのだ?』と訊ねたとき、神はこう答えた。

『息子よ、この大宇宙のすべては意識である。意識によりこの夢が生まれ、その一部をおまえは物質として目にしている。おまえがすべての果てに到達したとき、新しいはじまりとその続きを、おまえの意識が拓くのた。おまえとおまえのほとばしる希求、魂と夢を映しながら、無から新たな美しいおまえが誕生する。私の息子よ、おまえは無限!おまえは永遠!おまえの内に創造の夢がある!』」

p188「愛はどうして去っていくのか?」

「なぜ、愛は去っていくのか?」という疑問をよく耳にするが、なんのことはない、そもそも本物の愛が訪れていないということなのだ。

本物の愛に適した空間がないから訪れることができないのだ。

愛とは一体何か?

愛とは、人間に創造のインスピレーションをもたらし、肉体や精神の力を増大させることができる、偉大なエネルギーである。

愛は知性あるエネルギーであり、愛し合うふたりの暮らしの場を自らで満たし、そこに息づくすべてと調和することで、愛の空間を創造しようとする。

他人の車で街を走りまわるという、現代の結婚式でよく行われていることも、愛のエネルギーにはふさわしくない。

それに、愛のエネルギーは現代的なマンションを自身で満たすこともできない。

愛のエネルギーは魂をもたず朽ちていゆく物体の世話をすることができないからだ。

しかし、現代のマンションは、たとえ新築のものであってもすべてのものが毎瞬劣化していき、そこには再生力のあるものが一切存在しない。

愛のエネルギーはそのような崩壊を甘んじて受け入れたり、その状況を肯定してそこに存在し続けることができないのだ。

愛のエネルギーには、人間の手で整備された生きた空間、この場合は互いに惹かれ合うふたりの手で整備された空間が必要なのだ。

それ以外の方法はない。

古今東西、無数の離婚手続きが行われていることが何よりの証拠だ。

いかんせん、現代では愛と訊ねたものに対する認識が反知性すぎるのだ。

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